どこにいたって悲しい人は悲しいし、寂しい人は寂しい。

昨日酔っ払いながら見た『かもめ食堂』より。

『かもめ食堂』。
すごく良い映画だったね。もたいまさこさん最高！小林聡美さん最高！

舞台はフィンランド。そこで日本の「ソウルフード」であるおにぎりを売る食堂での群像劇。そんな感じかしら。

引用したセリフは、要するに、その場所の雰囲気が陽気であったり、にぎやかだったとしても、悲しんだり、寂しく思う人はいるんだよ的な意味で言われてたんだと思う。


でも、なんとなく。
悲しかったり、寂しいからといってその場から逃げてしまっても、逃げた先でも悲しみや寂しさはなくならない、といわれているようで。

オレは沖縄から、大学のために宮城にきて、来年は東京に行く（予定）なんだけど。

ああ、そうか。いつも感じてるこの孤独感からはどこへ行ってもやっぱり逃げられないのか･･･みたいなちょっぴりおセンチな気持ちになったわけです。

それでちょっと、不安というか、ブルーな気分になってしまったんだけど、また他の場面で、こういう会話があったのです。

「でもずっと同じではいられないものですよね。」
「人はみな変わっていくものですから。」

「良い感じに変わっていくといいですね。」

「―だいじょうぶ。･･･たぶん。」


　ずっと同じではいられない。だいじょうぶ･･･たぶん。

これもさっきとは全く別の場面で言われていたことなんだけど。
悲しみとか寂しさとか、そういのはきっと場所とかでなく、自分が変わっていくことで克服できるんだよ、って言われてるように感じてね。

それでちょっと曇っていた気分が晴れたわけです。

･･･今思い返すと、もっそいこじつけな感じがしてはずかしいのだけれど苦笑。お酒って怖いｗ

最後のセリフ。あからさまに根拠のない、でもなぜか力強いその言葉が、とても印象に残って、何かで落ち込んだり、不安になったりしたら、そう口ずさんでみようと思ったのです。


だいじょうぶ。・・・たぶん。


---------------------------------------------------------

↑ちょっと沖縄逝ってきます＞＜